騒動

一日中気持ち悪くて気分が悪くてムカムカしててゲロゲロ吐いてた。女の子だし年頃だし恋したっていいしセックスしたっていいしその辺はどうぞご自由にというのが僕のハロヲタ時代からのスタンス。だけど今回何がこんな吐かせるほど気分を害するのかって相手が相手だからだ。別に年の差なんて気にしないしむしろ彼女の場合付き合うなら同年代の男性よりはずっと年上の男性の方がお似合いだと思ってた。その辺は別にかまわないのだけど、広井王子って何だよ。確かに偉く気に入られたもんだなあとは思ってた。だけど、それはやっぱり舞台上での彼女の演技が光っていたからだと思ってた。思ってたっていうか実際そうだし。彼女が出演した舞台を見た人なら分かると思うのだけど、アイドルにしてはやっぱり頭一つ抜き出てると思うんだ。本物の舞台役者と並ぶとそりゃ比べ物にはならないんだけどさ、それでも舞台上で演者として立ち振舞っている姿は立派だった。だけど今回のこれなんだよ。僕は彼女の舞台を見ているし、だから舞台の仕事も実力で得たものだと信じている。だけど舞台を見たことがなくて、ただアイドルと演出家、という見出しで話題になったらそりゃ変な事言う輩も沢山出てくるさ。俺はそれが腹立つ。騒ぐ奴らに対しても腹立つし広井氏に対しても腹が立つし彼女に対しても怒っている。自覚がなさすぎる。半ば作り上げられたようなブームの中に放り込まれて、自分自身でも今の立場が、どんな風に見られているのか分かっていないのかもしれない。以前にはなかったキャプテン、という肩書だって付いている。その意味を本当に理解しているのか。守ってくれる人はいない、自分の身は自分で守るしかない、それが上に立つ者の宿命だ。メンタル弱いのだって知ってる。すぐ頭いっぱいになっちゃうのだって知ってる。見た目とは全然違って、弱虫なのだって分かってる。だけどそれは僕が好きだからだ。上辺だけ見る人たちにそれは伝わらない。そういう、自分がどういう風に見られているか、のところをもっと自分で理解してくれ。15日、彼女の舞台を見に行くけれど、何の雑念も抱かずに、一人の演者としての彼女を見てくる。彼女の言葉だけを信じている。すげえ腹立つしムカつくし吐いたし泣いたし俺ってすげえ好きだったのだなあと実感した。好きだった、じゃないか、まだ好きでいさせてくれ。